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by narumada
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カテゴリ:カメラ小僧( 31 )

おじさんと作戦会議

いつもの中古カメラ店のおじさんは、
親身になって相談にのってくれました。
私は光の少ないところでも撮影しやすい、
明るい望遠レンズを所望したのですが、
単焦点は高価だし、守備範囲も限られるので、
お手ごろなズームレンズで手を打ちました。
300mmなら、野鳥だって撮れるかも!
これで装備は整いました。しかし、
おじさんはシャッター音を気にしていました。
たとえばバラードのような静かな曲では、
カシャカシャという音が耳に障るのではないか、と。
そうか、お客さんがいるなかで、
闇雲に雑音が入るのはよくないな。
でも、これ以上の出費はきついし……。
私はうつむき、考え込んでしまいました。
そんな私の懐具合を察したおじさんが、
明るくいいました。「作っちゃえばいいじゃない」
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by narumada | 2007-10-14 02:37 | カメラ小僧

新たな出費

元来、私は好奇心旺盛な人間です。
せっかくのオファーなのだから、
六本木でもライブでも、
何でも見てやろうと、腹をくくりました。
もちろん、撮影は疎かにできません。
個人の人生がかかっています。
なんちゃってカメラマンなりに悩み、
出費はかなり痛かったのですが、
お客さんの邪魔をせず、場の雰囲気を生かし、
ミュージシャンを大きく捉えるレンズが、
必要不可欠だと考えました。
私は以前お世話になった中古カメラ店へ行き、
あのおじさんに相談することにしました。
その前に、スーパーマーケットで買った服では、
肩身が狭いと思い、無印良品に立ち寄って、
小粋なシャツとセーターを揃えました。
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by narumada | 2007-01-27 15:40 | カメラ小僧

ロッポンギ?

男性は某国のミュージシャンでした。
日本では主にライブハウスで活動する、
マスメディアにも起用された歌手でした。
どおりでささやいた声が甘いはずです。
男性は名前を告げ、ざっと自己紹介し、
写真の用途について語りはじめました。
どうやら芸能プロダクションなどに持ち込む、
自己PR用の資料にしたいようです。
地域限定、なんちゃってカメラマンに、
そんな大役がつとまるのでしょうか。
あたふたする私に、男性はさらに続けます。
「ロッポンギデライブシマス。キテクダサイ」
今何と? 六本木? 私には縁遠い街です。
流行に敏感な人たちが集う、あのカオス…。
ああ、スーパーで揃えた服に身を包んだ私は、
一体、どこへ行ってしまうのでしょうか。
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by narumada | 2006-05-13 21:12 | カメラ小僧

甘くささやく…

音楽が響くなか、その男性は静かに歩み寄り、
私の肩をそっと抱いて、何かをささやきました。
残念ながら、私にそちらの嗜好はなく、
男性の欲求を満たすことはできません。
ちらりと目を向けると、肌が浅黒く、
エキゾチックなハンサムボーイです。
男性は甘い声で、またささやきます。
よく聞こえませんでしたが、
ちょっとたどたどしい話し方から、
外国の人と思われます。
何だか少し怖くなってきました。
「すみませんっ! そういう趣味は…」
喉元まで出かかったことばを遮るように、
男性は私の目をまっすぐに見て、こういいました。
「ボクノシャシンモトッテクレマセンカ」
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by narumada | 2006-05-01 14:07 | カメラ小僧

危機迫る?

全力を尽くした私はへとへとでしたが、
それは心地いい疲労感でした。
店長さんの指示を受けたお店の人が、
冷たいビ−ルを運んできてくれました。
使命を成し遂げた後のお酒です。
もちろん、一気に飲み干しました。
こんなにおいしいビールは久しぶりでした。
私はステージの音楽に身を任せ、
惚けたように聞き入っていました。
もしかすると、少し無防備だったかもしれません。
…静かに近づく男性の影にも気づかないほどに。
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by narumada | 2006-04-22 23:26 | カメラ小僧
私は店内をくまなく徘徊し、照明の位置を確認。
ミュ−ジシャンの癖を見定め、
画角のいい場所に三脚を立てました。
バッグから感度の高いISO800のフィルムを出し、
カメラに装填します。絞りは開放です。
「どうだ、かかってこい!」と、荒ぶる私。
成功すれば、劇的な構図になりそうです。
そして何度目かのサビがやってきました。
すかさず「カシャッ、カシャッ、カシャッ」と、
シャッター音も小気味よく、連写したのです!
この瞬間、私の表情は恍惚に満ちていた…
かどうかはわかりませんが、
はっきりとした手ごたえを感じました。
さらにISO1600もためしてみます。
シャッター速度は1/4。よくても1/16程度でしたが、
私は不思議な確信にみなぎっていました。
普段は地味でさえない私ですが、
このときスポットライトを浴びているのは、
自分のような気さえしていたのです。
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by narumada | 2006-04-15 01:31 | カメラ小僧

コンサート始まり!

談笑していたミュージシャンのみなさんが
おもむろに席を立ち、ステージに入ります。
楽器担当のみなさんが音合わせしている間、
ボーカルのひとがお客さんにトークをします。
なんだか本当に「ライブハウス」って感じです。
音が定まり、「ポロロン・・・」とピアノが鳴って
コンサートが始まりました。
スピーカーを通して聞く音色ではない
ほんの数メートル先から発せられる生の演奏!
そして天を突くばかりの伸び上がる力強いボーカル!
これが「ジャズ・バー」なのか!
店内は興奮の坩堝と化し、
その空間にいることに満足し、
浸ってしまいます。
私はそのあまりの迫力に、
「撮影」に来たことをも何もかも忘れ
ただただ聴き入ってしまいました。
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by narumada | 2005-12-28 00:42 | カメラ小僧

準備万全か?

とうとう撮影の日がやってきました。
コンサートが始まるのは夜の7時から。
開店の5時からお店に入ります。
まだお客さんのいない店内を動き回り
シュミレーションを重ねます。
歌う人の立ち位置は、光はどこから
当たっているのか、どこから狙えばいいのか・・・
他のお客さんの邪魔にならないように
壁際の少し高めの席に陣取りました。
6時。ミュージシャンのみなさんが訪れました。
みなさん細めで、スーツをカジュアルに
着こなしてる、といった感じの
「カッコイイおじさん」
たちです。店長さんに紹介されて
軽く挨拶を交わします。
6時半。お客さんがぞくぞく入ってきました。
そろそろ開演です。
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by narumada | 2005-12-24 02:14 | カメラ小僧
被写体を観察してブレない写真を
撮影するとは。
テレビの音楽番組を観ながら
「どこでシャッターを押せばいいのか」
と頭の中で考えます。
ブレない写真とは、結局
「人が止まる瞬間」
を狙えばいい、ということになります。
ミュージシャンの方は激しく動きなら
歌っていますが、どうやら動きが
落ち着くところがあるようです。
それは決めの部分、いわゆる
「一番熱唱するサビ」
です。ジャズ、ソウル、ポップと
その間は安全圏のように見えました。
あとは曲調からサビの部分を
予測できればいいわけですが・・・
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by narumada | 2005-12-19 23:54 | カメラ小僧

行き詰まり

暗いところの撮影に行き詰まり
カメラを買ったお店に相談にいきます。
これまでも撮影で迷った時は
アドバイスをもらっていました。
カメラ屋さんのおじさんが言うには
「フィルム感度を上げてもいいが、
上げすぎると画像が荒くなる。
道具で撮影するのではなくて
もっと被写体を観察して
撮影するほうがいいものが撮れる」
とのことです。
フィルム感度を上げると、シャッター
スピードは速くできます。
ですが画質も落ちてしまいます。
「なんちゃって地域・お店限定広告カメラマン」
になってしまったので、できるだけ良いものを、
画質を追求せねば。
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by narumada | 2005-12-16 20:58 | カメラ小僧